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校長あいさつ

校長 圓川 隆夫
工学博士
東京工業大学名誉教授
デミング本賞、紫綬褒章、他多数受賞

厚生労働省所管の職業能力開発総合大学校(PTU)は、日本に七校ある省庁大学校の一つで、職業訓練指導員(テクノインストラクター)の養成・研修、職業能力開発に関する調査・研究、生産現場で活躍する有為な人材の育成の中核機関として、日本のものづくり産業を支える人材の輩出を続け、57年の歴史をもちます。

科学・技術・技能の3本柱を建学の精神とし、英文名称は、ポリテクニク・ユニバーシティ(Polytechnic University、略称PTU)です。明治以来、日本における大学は普通教育を旨としているのに対して、本学がPTUを名乗ることができる背景には、キャリア、すなわち将来の専門的職業を重視した教育を実践していることにあります。

特に、平成24年4月に再スタートした4年間の学修により学士(生産技術)を取得する、ものづくりの“プロセス”、ひとづくりの“イノベーター”として将来を担う技術者を育成する「総合課程」では、科学・技術に加えて技能も体得する少人数の密度の濃いキャリア重視の教育を通して、平成28年3月第1期生を世に送り出して以来、実就職率100%を継続しています。この総合課程は、国や都道府県等の職業訓練施設で活躍するテクノインストラクターを供給する役割も持ち、4割程度の卒業生がテクノインストラクターの道を選んでいます。それでも、現在、全国的にテクノインストラクターの不足が深刻化している状況から、平成29年度の入学生から、卒業と同時に学士とともに国家資格である職業訓練指導員免許も取得できるようになります。

また、テクノインストラクターの質の向上を目指して、平成28年4月から開設した(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構に在籍しながら2年間の学修により修士(生産工学)が取得できる職業能力開発研究学域も、平成30年3月に最初の修了生を輩出し、現在、定員を上回る志願者がある状況まで定着化してきました。第4次産業革命におけるIoTや新技術のもとでのものづくり人材育成や職業訓練の革新をテーマにした調査・研究を基盤整備センターで行うとともに、職業能力開発総合大学校(PTU)全体で“技能を科学する”というキーワーズのもとで、技能科学(Polytechnic Science)の研究を精力的に推し進め、そのCOE(Center of Excellence)となるべく発信をしているところです。

同時に職業能力開発総合大学校(PTU)は、国際・国内の技能五輪や技能検定に係る競技主査・委員輩出や、これらに関連したデータベースを整備し、HPで公開させていただいています。また平成30年4月から職業能力開発総合大学校(PTU)内に広報・地域連携センターを設立し、職業能力開発総合大学校(PTU)のユニークなブランドイメージを発信して行くとともに、小平市にある7つの大学で構成するブルーベリーリーグとも連携して、地域貢献のイベントへの参加を強力に推し進めているところです。

第4次産業革命による技術の変化、現在の日本が抱えている高齢化、人口減への対応、そして、誰もが活躍できる社会の実現や、先進国の中で低いことが指摘されている生産性向上に向けては、日本の強みである技能を見える化・ディジタル化し、それをIoTで“繋ぎ”かつ新技術と組み合わせることで高度化することにより、新たな価値を創造するということが、喫緊の課題と考えます。職業能力開発総合大学校(PTU)は、科学・技術に加えて技能という強みを活かした“技能科学”を推進することで、教育・研究環境を整備しつつ日本の職業能力開発の発展に一層努めてまいります。

関係各位のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

職業能力開発総合大学校長
圓川 隆夫

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