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研究ユニット

能力開発支援ユニット

ユニットの概要

受講者支援ユニットでは、人の理解や支援をキーワードに研究を進めています。そもそも人の支援を考えるとき、私たちは「その人をどのように理解できるのか」という問題を避けて通ることはできません。また、支援のあり方を考えるといっても、支援という営みが「支援をする/される」という固定的な関係を生み出してしまうことにも目を配る必要があります。
現代の日本社会では、格差・貧困、また障がい者や性的少数者、さらに移民のように、多様なマイノリティへの支援が叫ばれています。一方で、私たちの多くは、マイノリティが置かれた文脈を検討することなく、支援の方法やハウツーを求めてしまいがちです。そこで本ユニットでは、支援にまつわる様々な問題の究明を課題としながら、主として教育社会学、心理学、社会福祉学といった視点からそれぞれ研究を進めています。

ユニットの担当分野

総合課程では主に、リベラルアーツ科目として「心理学」、能力開発科目として「社会福祉論」を受け持っています。また、指導員養成訓練では「受講者支援法」「受講者支援実践」「職業訓練心理学」を担当し、職業訓練指導員を対象に「人の理解・支援」を主眼とした授業を展開しています。
受講者を取り巻く社会の構造やその社会的・心理的背景に目を向けながら、人の支援について考えられる人材の育成に貢献することが、本ユニットの目指すところです。

教員
主な研究テーマ

過去の卒業生の研究テーマ例

  1. コロナ禍における大学生の困難経験
  2. 大学生の職業観の規定要因とキャリア成熟
  3. 中途視覚障害者の白杖利用プロセスと分岐要因
  4. 工学系大学生の就職活動における卒業生ネットワークの効果
  5. 職業訓練指導員としての職業選択と「重要な他者」
  6. チームエラーの早期回復を目的とした工学教育の提案
  7. 工学系女子学生におけるストレスと対処方略
  8. コロナ禍における大学生の困難経験